きらめき未来塾2010は、8月2日から6日までの4泊5日の日程で、岐阜県飛騨市で開催しました。

 カリキュラムは、医療、法曹、スポーツ、芸術等の各界で第一人者として活躍されている方々による講義を始め、前年度から取り入れているテーマ「英語力をつけよう」については、国際的に活躍されている、エデュケア・インターナショナルINC代表取締役の小松としゑ先生、名古屋米国領事館 領事・名古屋アメリカンセンター館長のスティーブン・S・ウィーラー氏をお招きしました。塾生は日本の将来のグローバルな展開において英語力、英会話の必要性、重要性について大きな刺激を受けたことと思います。
 また今年、初めて取り入れた大学生サポーターによるパネルディスカッションでは、パネリスト達が自分の高校時代の悩み、挫折、夢、進路をテーマに話をしました。自分と年齢が近い身近な先輩達の話は、共感する塾生も多く、沢山の質疑応答があり、全塾生が真剣に考えたカリキュラムとなりました。
 そして、開催地の飛騨市の緑豊かな自然環境を活かした野外学習も取り入れました。星空観察や、世界遺産であり日本の原風景・心のふるさとでもある白川郷の見学を通し、美しい自然や日本の文化や伝統の素晴らしさを学び、これらを守って伝えていかなければならないと強く感じたようでした。

 リーダーにとって大切なコミュニケーション力を育むための、レクリエーションやディスカッションもいっそう充実させ、わずか5日間で、塾生達の間には強い絆が生まれていました。

 きらめき未来塾の開塾趣旨は、日本の将来を担うリーダーシップのある人材育成にあります。
リーダーになるためには、自分の性格等、自らのことをよく知悉した上で、一刻も早く、自分の夢、目標をもつことです。
 いま自分の将来について具体的に考えるのは難しいことと思いますが、勉強というものは、親にいわれてするものではなく、新しい知識を学ぶことが楽しくなれば、自分から進んでやるものです。
 目標がはっきりすると、自分から勉強する気になれるのです。
 その意味では、たとえそれが淡い夢や希望の程度であっても、自分が目指す目標に向かって頑張るのです。
 きらめき未来塾が、高校生にかける夢は、皆さんがしっかりした自立心を持ち、語学をしっかり勉強して、国際的に広い視野と開かれた心を持った国際人になってもらいたいということです。
 そして、国内での活躍のみならず、どしどし海外に出掛けて、この広い地球のどこかで国際社会に貢献するために、自分の能力をフルに発揮できる人になってほしいと思っています。
参加された高校生の皆さんはこの塾で学んだことを糧にし、夢、希望を胸に、自分の足で確かな一歩を歩んでほしいと思います。

講 師 講演内容
大竹 美喜
アフラック(アメリカンファミリー)創業者・最高顧問
「夢の実現に向けて ーNever Give inー」
大川 哲次
弁護士(大阪弁護士会所属)
「私の歩んだ人生と法曹への道」
小松 としゑ
エデュケア・インターナショナルINC 代表取締役
「国際社会で学ぶこと」
高久 晃
前富山薬科大学 学長
「今青春に戻れたら」
柳本 晶一
アテネ・北京オリンピック 女子バレーボール日本代表監督、アスリートネットワーク理事長
「人生負け勝ち」
朝原 宣治
北京オリンピック400mリレー銅メダリスト、アスリートネットワーク副理事長
「人生負け勝ち」
Stephen.S.Wheeler
名古屋米国領事館 領事、名古屋アメリカンセンター 館長
「The importance of English in a global society」
下垣 真希
ソプラノ歌手、金城学院大学声楽講師、名城大学ドイツ語講師
「心と感性を磨き豊かに生きる」
前田 嘉昭
大阪教育大学講師、元大阪府立阿倍野高等学校校長
「レクリエーションでコミュニケーションを図る」
吉澤 健
元大阪府副知事、前四国大学経営情報学部教授
「卒業生へ」